宇佐美 さやか

うさみ 清香
日本共産党横浜市会議員
うさみ日記

長くなりますが、お付き合いくださいませ。

2016年11月19日

DSC_3999 朝、飲まず食わずで、健康診断へ。お腹が空いていると、こうも理解力が低下するのものでしょうか(*´Д`)「左側の席でお待ちください。」と言われたのに、ぼけぼけしていて右側の席へ(;^_^A 人生2度目のバリュウムは、今回も難なくクリア(⌒∇⌒)「今、分かる範囲で結果を言うと、全体的に異常なしですね。」と言われ、ほっとした(o^―^o)買い物をして、帰宅。

 朝、雨が降っていたので、レンジの散歩を勝手に少し遅らせ、雨がやんだのででかけると、昨日の夜に黒猫さんと再会した場所へ。昨夜は、黒猫さんのご飯を横取りしてしまい、黒猫さんが恨めしそうにレンジを見ていたのですが、今日は会えずに、寂しそうなレンジ(;^_^A

 

 夫が、寒がりな私のためにストーブを出してくれました(*^▽^*)早速つけると!案の定レンジが占領(*´Д`) ストーブの熱を利用して、ホワイトシチューを作る(o^―^o)あぁ・・・お腹空いた(つд⊂)

 

 

 ~14日から16日までの熊本視察の報告~

DSC_3608 14日、10時熊本空港に到着。3日間お世話になるマイクロバスに乗り込、西原村の仮設住宅へ。

 西原村は、人口7,049人・世帯数2,652世帯の村。

 4月14日(木)21時26分 M6.5 震度6弱  4月16日(土) 1時25分 M7.3 震度7の大地震により、5名の方々が命を落とされ、56名の方々が負傷されたそうです。

 家屋・建物の被害状況は、全壊511棟 半壊以上1,344棟 り災証明書の発行数は2,391棟 解体申請数は、731件(1,347棟)進捗状況は9月30日現在で310件592棟(43.9%)

DSC_3644  道路の状況(11月13日現在)全面通行止め県道熊本高森線 村道4路線

  仮設住宅302戸 295戸に816人が居住、追加でプレハブ10戸建設中と、いただいた資料に書いてありました。

  木造の仮設住宅の2件にお邪魔して、お話を聞かせていただきましたが、震災前のご自宅は「お勝手だけで8畳あったから、4畳半じゃ狭くて、贅沢は言えないけど、せめて6畳はほしい。」と、年配の女性がつぶやいておられた。座る所は、布団の上くらいで、大勢で押しかけてしまったので、入れ代わり立ち代わり見せていただく。平日の午前中だからか、歩いている人は少なく、寂しく感じる。

  お昼ご飯をいただき、熊本県庁で、元自衛隊員だったという熊本県知事公室危機管理防災課危機管理防災企画監 有浦 隆さんのお話を聞かせていただきました。

  「熊本地震対応の教訓」として「良好だった点」を5つ、「改善を要する点」を3つあげられ、これを元にお話が始まるかと思いきや、いきなり「ここからは、録音しないでください。」DSC_3654と!!オフレコの話をされて、元の話へ。

  「良好だった点」の1つ目は、役割分担が明確であったこと。指揮系統がしっかり確立されていて、2年間の実対応教訓の成果が出たと強調され、2つ目に、オペレーションにおいて自衛隊方式を導入したこと。状況図、行動図+経過図、ハザード図などを使い活動調整会議や対策本部室連絡会議がすぐに開催できる状況になった。

  3つ目に新入職員や異動したばかりの職員でも簡単に情報処理ができる工夫をしたこと。付箋に被害があった場所や被害状況を記入し、地図に貼る。記入用紙を統一することで、書くことを明確にし、記入してあることに従って書き込むだけで良いようにした。

  4つ目は、危機管理課から他の課へ異動した職員を直ぐに復帰できる制度をつくったことで、慣れた職員が対応できるようにした。

  5つ目に、時系列で起きたことをホワイトボードに書き込み、議事録の様に、全てデータに起こし記録したこと。

 

DSC_3668 「改善を要する点」として、1つ目、災害発生後の行政事務の訓練の実施。例えば、災害従事車両証明申請手続き、建物被害認定調査の関連として、応急危険度判定、宅地調査、地震保険、り災証明、義援金配分などで、各市町村ごとに違うやり方でいたため、混乱する事態に陥らないために、統一する必要がある。り災証明は、応援に入った自治体によって、全壊、半壊などの判断の違いがでてしまい、「家は、なんで、半壊の判定なに、向こうの家が全壊なんだ!」と、いうことが起こったことから、しっかりとした規定をつくらないといけないと、思ったそうです。

 2つ目、プッシュ型物資配送におけるセット・パック・リュック方式と餅まき方式の提案。国として、災害避難拠点に備蓄すること。事前に用意したリュックで避難所に直接配布する、これで倉庫や職員不足に対応できる。ここで、普段から用意してほしい物を、教えていただきました。寝床に靴と玄関に避難グッズを入れたリュックを置いておくことが、大事だそうです。寝ている時に地震で避難するにも窓ガラスの破損で歩けなくなることを想定し、寝床に靴。倉庫や直ぐに出せない場所に避難グッズを入れてしまうと、家が倒壊してしまうと取りに行かれなくなるからという理由。なるほどです。あと、年齢、性別関係なく色々な物を避難グッズの中に入れることで、避難所で必要な人に分けることができる、このことによって、避難所でのコミュニケーションがとれるようになって、お子さんがぐずって泣いても「子どもは泣くのが仕事よね。」と、言える関係になるのだそうです。ふむふむ納得。

 3つ目、避難所の位置の見直しと各避難所担当住民リーダーによる運営。自治会や自主防災組織を活用することによって、行政目線の避難所位置の改善と職員不足を解消できると、提案していました。が、一番、有浦さんが言いたかったのは、恐らく、平成の大合併で、職員数を大幅に減らされたことでの「職員不足を何とかしてほしい」!ということではなDSC_3671かったかと、私は受け止めました。

 実際に、指揮した現場を見せていただき、発災当時の現場を知らない人達が入ってきて、好き勝手言われたことでの苛立ちなども、話されておられました。それでも、冷静に、統制を測ってらしたのは、自衛隊での訓練の賜物でしょうか。時々、冗談を言いながら、懇談させていただきました。

 

 熊本市内の被害状況を視察。ここからは、熊本市議会議員の那須円(なす まどか)さんが同行してくださいました。市内で、液状化してしまい、電柱や家が沈んでしまった所や、道路にヒビが入った所を見せていただきました。そこから、熊本県委員会にお邪魔して、那須議員と熊本県議会議員の山本 伸裕さんから、被害状況の報告と、市民のみなさんの声を聞いてらした報告、熊本市が今後どう対応していくのかなどを聞かせていただきましたが、一番驚いたのは、市が復興といいながら「中心市街地のにぎわいの創出と都市間交流の促進を図るため、桜町地区市街地再開発事業や熊本駅周辺整備事業等を推進し、人・モノ・情報の交流を進めていきます。」と提案してきたのは!!コンサートホールなどが入った大型の商業施設の建設( `ー´)ノ その施設直ぐ必要ですか???7ヶ月経っても生活再建が出来ずに、不自由な生活を強いられている方々への支援が先でしょう!!

 熊本市が、10月に出した「熊本地震の被害及び普及状況」を見ると、被害額は、8月31日現在の推計で、16,362.9億円。これは、項目ごとに市域内の市所管施設等及び民間の被害額を試算したもの。今後金額には変動がある。文教施設については、市域内の大学、県立高校を除く。商工関係の被害額は、サンプル調査に基づき推計したもの。建築物(住宅関係)の被害額は、被災家屋数等から推計したもの。市域内の公共交通機関(市電除く)、電気、ガス、高速道路等被害額は現時点で未調査。と、資料にある。ほら、大きな商業施設建ててる場合じゃないよ(*´Д`)これ見よがしにスーパーゼネコンを大儲けさせるのやめませんか!!

 

 初日から、かなりハードで内容の濃い視察になりました。

 

 いただいた資料の被害状況の写真を見る度に自然と涙が出てきてしまい、中々作業が進まないので、今日は、ここまでにします(つд⊂)

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