今日は、10時から「池上小学校・菅田小学校の学校規模適正化について」の地域説明会が菅田小学校で開かれた。
配られた資料には・・・
横浜市では、「横浜市立小・中学校の通学区域制度及び学校規模に関する基本方針」(平成22年12月策定)に基づき、学校規模の適正化に努めています。
菅田小学校は、今後6年間で児童数が現在の6割程度まで減少し、平成35年度には全学年単級になる見込みです。
そのため、保護者・地域等の代表からなる「池上小学校・菅田小学校」通学区域と学校規模適正化等検討部会をこれまでに4回開催し、池上小学校と菅田小学校の両校を平成33年4月に学校統合すること、統合校の通学区域は両校の通学区域を合わせた区域とすること、統合後の使用校舎を現在の池上小学校とすることなどを部会の意見として決定しています。
資料のままに載せています。
ここれをもとに、教育委員会学校計画課の担当課長が趣旨説明をして、「小規模校」の特徴と言いながら、ここはさらりと言い「短所についいては、この後、パワーポイントを使って詳しくお話します」と言い。資料にある両校の児童数の推移、両校の推計、菅田町の人口の推移、これまでの検討経過と話した。
その後、予告通り小規模校のデメリット(短所)をパワーポイントを使って詳しくというか、何というか、とにかく同じことをわざわざパワーポイントを作って説明してくださった。そこで、タイトルが「児童数が増えるとできること」。
「クラスの中でトラブルが起きた場合、クラス替えをすれば対処できる」というのですが、私が思うに、学期の途中でクラス替えはできないし、クラスが替わっても、同じ建物の中に居る限り、加害者の児童が標的としている以上、逃げられない。児童数が多ければ、対応する人数が多いのだから、先生の苦労は絶えない。
「グループ学習をした時、数が限られる、活発な討論ができない」と、少人数ならグループ学習しなくても良い。活発な議論にならないのなら、教員がもっと工夫できる授業にすれば良い。勿論、教員を増やすのが基本で、教員が子どもたちと向き合う時間を確保できるようにする。それをしないでおきながら、出来ないことばかり並べていて、本当に違和感しかない。
まだ、あった・・・。「競争できない」という。競争社会が何を残した?「勝組」と「負け組」という差別化と格差を産み、出来ないことが=ダメな人間みたいに分けることを押し付けた。これも、「黙って言う事聞く子」の一環だ。
「自ら目標を立てられない」と言っていたけど、子どもだろうと大人だろうと「こうなりたい!」 「これがしたい」と思ったら、何でもやってのける。だから、児童数は関係ない。
「児童数が増えると・・・」の最後は、先生のことになり「先生の負担は児童数が多くても、少なくても変わらない。けれど、単級になると同学年の先生と相談できない」ということを言っていた。だから、先生増やしてよ!
パワーポイントの最後は何と「跡地利用について」と・・・。
この間、統廃合した学校用地の利用転換について4つの例を出してきた。跡地の事なんて誰も聞いていない。そもそも統廃合に反対というのを散々聞いて来たのでは?どういうことよ!
パワーポイントの説明が終わると、担当課長が「今の説明で若干の補足をさせていただきますと、菅田小学校の場合は、先生方の努力でグループ学習に関しては、頑張っていただいてます。それとですね、跡地利用については、部会の中でも、説明会の中でも、地域防災拠点っとしての機能が残るのかと云う声がありましたので、説明させていただきました。引き続き、跡地利用についても区の地域振興課も入っての検討をしてまいります」と、いやっ!地域防災拠点がなくなることについての不安の声には何も答えていませんけど・・・。
~質疑応答~
学校問題を考える会のメンバーが・・・学校の建て替えについては、何も言わないのは、偽造ではないか?先進都市の横浜でなんでこんなこと(クラス内のトラブル解決)ができないのは情けない!家内は、都内の学校で大規模校だったけど、同窓会もない!(児童数が)少ないから友達ができないなど嘘!政治と行政が子どもを育てる力量が無いんじゃないの?
4回目の検討部会を傍聴させてもらいましたけど、井戸端会議にも劣るような議論だった。都合が悪くなると「検討部会で決めたこと」と言うけど、部会の人達が何かあった時に責任とれますか?
意見書書いてきましたから、渡します。
担当課長・・・説明が足りてませんでした。池上小学校は老朽化しておりますので・・・
メンバー・・・池上小学校の現校舎では、統合できないでしょう?
担当課長・・・居ながら建て替えですとか、建て替え期間中は菅田小学校の校舎を使うということも・・・
別の男性・・・たかが1年で、統合と決めてしまうの?こんな地図じゃ小さくて見えないよ!池上(の通学路)は、50年経っても未だに農道だよ!(児童数が)少ないと(まるで授業ができないかのように)いうけど、そんなこと言ったら今頃菅田小学校の子どもたちはバカになってるよ!(児童数が)多ければ良いってもんでもない!先生達の話が通らないなんて時代もあったでしょう・・・
こんなの説明会じゃない!井戸端会議にして、通学路を整備してから、やりなさい統合は後から着いてくるもんだ!物差しで図ったようなやり方はしないで!
担当課長・・・(通学路に関しては)校舎が決まってから、整備を・・・
男性・・・急ぐ必要はない!
女性・・・私は、この統合に反対です。目の前に学校が在るのに・・・。今、菅田町が人口が少なくなっていると言いますが、南町に関して言えば戸建てが増えています。恐らく子育て世帯が入るでしょう。子どもたちのことを考えたら、先ず通いやすさと程よい人数が良い。少人数学級できめ細かい学習をするべきです。先生を加配すれば良い。
住民は、統合を知らなかった。他の参加のみなさんは統合に賛成のようですが、他の住民のみなさんは賛成してますか?その意見について検討部会でどう扱われたのですか?
担当課長・・・第1回目の検討部会の中で「統合ありきではない」と・・・
女性・・・でも、そうなってますよね?
担当課長・・・住宅開発についても見込んで計画していますので、しっかり推計しています。
まだ、質疑応答は続きますが、勝手に瞼が下りてきてしまうので、今日はここまでに(;^_^A
今日の写真は、資料と菅田小学校のうさぎさんたち。