朝、新横浜駅で待ち合わせをして、向かったのは兵庫県宝塚市。人口約22万5,000人で、小学校24校、中学校12校、特別支援学校1校、市立幼稚園12園という、横浜市港南区とほぼ同規模の自治体。
市の教育員会学校給食担当の課長さんが一生懸命説明してくださった。宝塚市は、自校調理方式だけでなく、自校炊飯方式も進めているそうです。センターで炊いたご飯は1食30円プラスになるそうですが、自校炊飯方式にすれば、最初の設備投資にお金はかかるものの、長い目で見れば、炊飯器も長く使えるもので、ガス代や電気代のことを考えても安くなるということで、全校で実施するということで、あと2校が残っているということです。でも、来年度中に1校を整備するということなので、お金の使い方が横浜と全然違うことに、感心してしまう。
宝塚市は、全校直営方式で、2018年現在の調理に携わる方々の人数は、正規職員51人、嘱託職員82人、臨時職員36人で、約2万食を作っているというのです。いただいた資料には「人件費は高いが、業務の安定性・持続性に重きを置き、直営方式を堅持している。」と書いてある!ここも、横浜市と違う・・・。あっ、横浜市は中学校給食やってないから、比べるのが、小学校の給食になるのが、切ない・・・。
そうそう!お邪魔したのは、宝梅中学校という凄い坂の途中に在る学校。生徒数は、453人で、調理師さんは4人。質疑応答しているとチャイムが鳴り、生徒さんたちの声が響いた。
私たちも、念願だった中学校給食の試食もさせていただきました。よそっていただいたのですが、急きょ、生徒さんたちの様子を見せていただくことに(;^_^A 3年生の2クラスを覗かせていただくと、みなさん本当に美味しそうに、ワイワイと声を弾ませて食べていた(≧▽≦) とても羨ましい光景に「いいなぁ・・・。いいなぁ・・・。羨ましい!」としか言葉が出ない(>_<) 校長先生が「私のこと校長と思ってないんです!」と(^▽^) とても親しみやすい見るからに優しい校長先生は、本当に生徒さんのことを第一に考えている方だと、生徒さんとのやりとりを見ていてわかる。
私たちもお借りしている部屋に戻り、いただく。今日のメニューは、ご飯と具沢山のほうとうと里芋とイカの煮物とひじきとおかかのふりかけですかね?あと、牛乳でした。正直、色どりは良くないけど、栄養面はバッチリ!
生徒さんたちが、笑顔になる訳は、この美味しさでしよう(≧▽≦) ほっとできる味に「美味しい・・・」としみじみ。全て美味しくいただいて、またしても急きょ、調理室を見せていただいた。
4人の調理員さんが外に出てきてくださり、中をちらりと見せていただいた。エアコンが無いので、夏は汗だく、冬は寒いのだそうです。ドライ方式だとエアコンつけられるそうですが・・・。教育委員会さんに校長先生が要求してました「後で怒られるかも知れませんね?」と言いながら「私は、この方たち(調理員さん)の味方ですからね!」とお茶目な言いぶり(^▽^) 最終的には、生徒さんのためにもなりますからね。
美味しい給食を作ってくださった4名の調理員さんに「美味しかったです!ご馳走さまでした!」と言ってお別れ。
校長先生は「宝塚の語源となった古墳がありますから、見て行ってください」とおっしゃったので、校門入って直ぐの所へ。大きな岩で、造ってある古墳から金銀財宝が出たことから「宝塚」となったということでした。しかもここ1か所ではないそうです!お茶目な校長先生は「これが在るから、駐車場が造れないんです・・・」と(;^_^A
校長先生自ら交通誘導までしてくださって、さいごまで見送ってくださったm(__)m
宝梅中学校のみなさん、宝塚市教育員会のみなさんお世話になりましたm(__)m
1時間早く、行程が終わり、新大阪に到着。それぞれまだ予定があるので、早い新幹線に変更し、自由席に乗った。
早目に夕ご飯を食べて、会議に出て帰宅。
今日の写真は、視察の風景。