宇佐美 さやか

うさみ 清香
日本共産党横浜市会議員
うさみ日記

視察に行ってきた。

2019年8月21日

DSC_9504 朝、7時少し前に自宅を出て、横浜駅から大宮駅まで無事に到着。下りたのは良いのですが、常磐アーバンパークラインの乗り場を見つけるのに、少しきょろきょろ(;^_^A 改札を出て、表示の看板めざし歩いて行くと、改札とホームが見えてきた。一番後ろの車両の空いていた席に座り出発するのを待つ。さいたまはいつも暑い所というイメージでしたが、割と暑くない(^^)/

 

 向かったのは、さいたま市立岩槻中学校。夏休みなので、部活に来ている生徒さんがおられるくらいで、静かでした。

 さいたま市の概要は、いただいた資料によると、小学校104校 児童数68,179人 給食調理業務委託は、69校 給食費の月額は、4,100円。中学校58校 生徒数30,885人 給食調理業務委託は、全校 給食費は月4,800円。中等教育学校1校 159人、こちらも委託。給食費の平均5,045円 全部足すと、163校、総児童・生徒数は、約9万9,000人 128校が委託。

DSC_9517 自校調理方式の経過については、4市の合併時に『さいたま市総合振興計画』のなかで、各学校(地域)の特色を生かした給食の実施及びきめ細やかな食の指導の充実を図り、児童生徒に、より安全でおいしい給食を提供するため、給食センターから給食の提供を受けている全市立小・中学校に単独調理場を整備する事業をすすめてきた。2015年7月から全ての小中学校が自校調理方式(単独調理場)となる。

 と、資料に『さらり』と書いてあって、これだけでも感動してしまう。市町村合併は、色々と弊害もありますが、給食を実施してくれるのなら、考えてしまうかも(;^_^A

 この4市合併の時期に、旧浦和市では、給食センターが老朽化していて建替えを検討していた。そして、旧大宮市では、センターからのお弁当が不評で困っていたというのです。合併時に全地域で中学校給食を実施する、しかも自校調理方式でという決断をされたのは、すごいと思う。

 

DSC_9523 2階建ての給食室は、小中合わせて全部で50校くらいあるそうです。

 以前の岩槻市は、小中共センター方式だったそうです。旧大宮市もセンターを廃止。旧与野市では、給食センターを稼働させていて、2校に配送しているというのです。これは、給食室の建替えや修繕の時期に、バックアップとしての機能を確保するということで、残しているそうです。

 栄養士さんは、全校に配置されているそいうです。市負担で!!(← はいここ注目!)横浜市の小学校は、全校配置されてませんので・・・。

 

 岩槻中学校の生徒さんは、約640人。アレルギーの生徒さんは6人。宗教や、アレルギー対応は保護者と先生と話し合いで決めるということですが、基本的には、入学時に「給食申し込みますか?」と聞く学校もあるそうです。

 栄養士さんに質問してみました。Q.横浜では、教員から給食にすると、仕事が増えるという声が出るのですが?

 A.給食も事業の一環なので、先生も一緒に盛り付けて、食べて、片付けもします。

 Q.お弁当だった所からは、クレームは?

 A.(教育委員会さん)なかったかと・・・。

 Q.食材費は、大変ですか?

 A.(栄養士さん)正直厳しいです。お肉やお魚、お豆腐なんかは、地元の商店から購入しているので、地域によっては高い所もあるので・・・。

 

 こちらも、やはり栄養士さんの物凄い努力に支えられている。

 

 そうそう、さいたま市内では、どうしても給食室を単独で建設できない所があり、空き教室を改修し、火器が使えないので、全てIHという所もあるそうです。

 工夫次第ということですね。

 

DSC_9526 実際に給食室を見せていただきました。生徒さんたちがいる建物と厚いドアで隔てられた所から中に入れていただくと、来週から始まる2学期の準備をみなさんでしてらした。

 車で運ばれてきた食材を荷下ろしする所から見せていただき、根菜の下処理をする場所から処理した食材を壁を隔てたスペースから次の部屋へ。そこから、ワゴンに乗せて2階へ。こちらには、水槽が3つに仕切られた流しがあり、先ほどの下処理が済んでいる根菜も、再度洗われる。

 大きな釜は、5機、揚げ物をする鍋は2機、スチームオーブンレンジが1台、3段式の炊飯器が4台と真空低温冷却器が2台。冷蔵庫と調理器具を消毒保管するものが1台と、これらがきれいに並んでいる。それにしても広い。

 エアコンが効いていたら良いのにと、ついわがままを・・・。

 お隣のエレベータープールには、ワゴンがぎっしり、それぞれのクラスに運ぶための必需品。それぞれのルートで生徒さんが取りにくるそうです。

 

 2階建てと平屋とどちらが費用かかったかということを聞いてみたところ「そういう差は・・・?それぞれの特性に合わせたので・・・。」と。

 教育委員会さん「床面積だけではないんですよね・・・」 荒木団長「それでも全校に建てた」 教育委員会さん「建てちゃった!!」と、素晴らしい!

 国からの公費はほんのわずかでも、全校で自校調理方式を貫いているのは、本当に素晴らしい!どこかの市と大違い・・・(>_<)

 

 時間いっぱいまで質問させていただき、外側から建て増しした給食室を見せていただいた。7年ほどたつそうですが、まだきれい。

 そう!給食室を建てることでのグランドを潰したり、他に土地を買ったりしたことはないというのも凄い!本気になればアイディアが浮かぶのにな・・・。

 

 控室に戻ってきて、何だか色々仕事が(>_<) 当局さん来るし(>_<) で、この時間。

 

 今日の写真は、視察させていただいた、さいたま市立岩槻中学校。

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