母と、以前から約束していた「あそぶ浮世絵ねこづくし」を見にそごう美術館へ。
歌川広重が安政4(1857)年に描いた名所江戸百景にも猫たちが描かれています。窓から富士山が見えている窓辺に座って外を眺めている猫の絵がお出迎えしてくれました。
チラシには、こう書かれています。
今も昔も世界で愛される猫。日本では平安時代の頃から貴族たちのペットとなり、江戸時代には庶民の間でも広く愛玩されました。
やがて浮世絵が流行すると、様々な猫の絵が描かれるようになります。浮世絵の猫は、初め美人画の中でいたずらしたり、じゃれたりするペットとして登場しました。そして大の猫好きとして知られる歌川国芳が、まるで人間のように振る舞う擬人化した猫をユーモアたっぷりに描くと、猫を主役とする浮世絵が一躍人気となります。幕末から明治にかけては子どもむけの浮世絵・おもちゃ絵が作られ、子どもたちは擬人化された猫を見て楽しみ、遊びました。
この紹介文の通りに展示されていた。美人画に描かれたモデルが猫のリードを持ち、猫は着物の裾でじゃれているのですが、母と私は、モデルの女性が着ている着物の柄の美しさに目がいって「何で、こんなに版画で表現できるの?」と、感心しきり。
猫を寒さから懐に入れようとしている絵などもあったり、化け猫のおどろおどろしい絵や、猫を擬人化して恋愛物語もあり、楽しめました。
添付した写真は、広重の絵に現代の横浜の風景をたした絵です。