宇佐美 さやか

うさみ 清香
日本共産党横浜市会議員
うさみ日記

議案関連質問の・・・

2016年9月2日

DSC_2859 質問文と、一般質問と、決算特別委員会の連合審査の質問を団会議で検討。

 13時には、市民団体のみなさんと健康福祉局に「子どもの医療費を無料に・一部負担金は導入しないでください」という請願署名を提出してきました。9月1日現在で16,587筆の署名が集まりました。集まった方々から「県内最低の小学校3年生までという横浜市ですが、一般会計で1兆5000億円あるのだから、使い方を改めて、将来の横浜を担う子どもたちのために使ってください。」という意見や「一部負担金が500円の根拠を教えて欲しい。」という質問が出されました。この署名は、12日ころまで、横浜市社会保障推進協議会にて受付付けております。いつでもお財布の中身の心配しないで、病院に行かれる横浜市にしたい!

 

 昨日の視察の続き。

DSC_2864 徒歩5分ほどで、次の視察場所に到着。特定非営利活動法人 スマイルオブキッズが運営している「リラのいえ」にお邪魔しました。

 ここは、神奈川県立こども医療センターにお子さんが入院している家族が、安く泊まれる部屋や、兄弟が入院していて、親御さんがお見舞いに行っている間、もう一人のお子さんを預かってくれる場所だそうです。今年9年目を迎えるというこの建物は、木で造られていてとても落ち着く空間でした。個室も見せていただきました。冷蔵庫や洗濯機が完備されていて、とてもシンプルな部屋ですが、病院とはまったく違う空間で、気持ちが楽になれるように出来ていると思った。部屋や事務スペースを見せていただいた後、代表理事の田川 尚登さんが「リラのいえ」の概要を説明してくださいました。

 この事業は、全てボランティアさんの力で運営しているそうです。現在40名のスタッフが3交代で、365日、24時間常駐しているそうです。この施設は、保育事業が第一の目的ではないために市の事業に当てはまるものがなく、補助金などが出ないそうです。でも今回の定例会では、建て増しする3DSC_2866部屋に補助金が出る議案が提出されました。これは、反対する会派が無いと思われるので、可決されるでしょう。建て増しするほど需要があるのは、ほぼ全国から来ているということ、タイやアルゼンチン、ボリビアなどからも来ていることが、いただいた資料でわかりました。

 田川さんは、ご自身の娘さんが脳にできたがんのために亡くされ、ご自分が医療センターに来ていた時に泊まる場所がなく、困ったこと、同じ境遇の親御さんたちが車中泊をしていたことを何とか解決したいとの思いで、プロジェクトを始めたことなどを話され、さらに「今、医療が進歩していて、救える命が増える反面、一生ケアが必要な子が増えることになっている。」と言われたのが頭に残り、切ない気持ちに・・・。

 この施設に来ることで、親御さんたちや兄弟の心のケアにもつながっていることを、田川さんは穏やかな口調で話されました。

 今回の視察は、常任委員会での視察とまた違う雰囲気でしたが、とてもためになる視察になりました。

 

今日の写真は、リラのいえの個室に飾られている絵。


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