昨日は、4月から日本共産党横浜市会議員団がみなさんにお願いしていた『市民要望アンケート』でたくさんいただいた要望を、神奈川区役所へ提出するために、区役所へ。
参加者は、私を含め10人で、お邪魔しました。区役所からは、池澤副区長、総務課長を含め5名が、出席してくださり、要望書は、副区長へ手渡しました。
私から、この要望書をお渡しする主旨をお話し、日本共産党としての要望である『米軍ノース・ドック』の問題や『地盤沈下』『神奈川台場』『入江町公園プール廃止』など、神奈川区内の問題解決のために、区として主体的に市や国にも意見をあげてほしいということを、お願いしました。
その後、地域の参加者が、それぞれの地域から出ている要望に関して、一言ずつ発言。副区長は「本来なら14日間ルールがあり、直ぐお返事しなければいけないのですが、要望が多いので、来年1月にお返事ということで・・・」と、お返事していただきました。
区役所のみなさんは、しきりとメモをとり、一生懸命聞いてくださいました。中々、直ぐに解決できることばかりではないのですが、みなさんからいただいたご意見をしっかり届けることができました。
なかなか治まらない咳を、あらき団長が気にしていて「病院に行きなさい」ときつく言われたので、事務所のほぼお隣の耳鼻咽喉科へ、咳の原因は「自律神経の不調による喘息」と診断。4種類の薬が出された。
事務所に戻り、民青同盟の仲間と、党の仲間の懇談に出る。12月8日から10日まで開かれる、民青の全国大会にむけて『仲間を増やしたい!』と、頑張っている!党してお手伝いできることはないかを、話し合いました。
夫が友達と飲みに行き、私も呼ばれて、夫のお友達と久しぶりに会った。夜中2時までお店に居ることになってしまった(;^_^A
お友達は、我が家にとまることになったのですが、ベッドに行かずにリビングのソファーで寝てしまいました。なので、昨日の出来事をブログでアップすることができず。今日のアップになりました。
2日目は、大阪市鶴見区の緑地公園に行き、1990年に開催された『国際花と緑の博覧会』の会場跡地が現在どうなっているのか視察。なぜ、跡地を視察するのかというと、横浜市は、2015年6月に米軍から返還された旧上瀬谷通信施設の跡地利用として、国際園芸博覧会の開催を計画しています。しかし、そのためのインフラ整備などのため多額の税金を投入しようとしています。
大阪市の緑地公園は、博覧会が終わり27年経ち、公園の手入れをしてこなかったため、荒れ放題の所や建物も老朽化し立ち入り禁止になっているなど、残った施設を活かしきれずにいるようです。そこで、民間企業の知恵を借りようと調査して、公園に観光客が来るような施設を誘致するなどの検討していると、市の担当者が言ってました。
国際花と緑の博覧会がいかにすごい成功をおさめたかというのは、担当の方々からお聞きして、その後公園内のメインの施設を見せていただく。風車の丘に行くと、電気で動く風車が丘の上に在り、その前には、コスモスが一面満開となっていました。小さいお子さんたちや観光客で賑わっていました。次に、国際庭園として、当時、各国から植物を輸入しその国らしい空間を演出していたという庭園は、当時の植物が枯れてしまい、見る影もない所が多い。韓国の庭園は、ボランティアのみなさんが、荒廃してしまったことを悲しみ、手入れをして、綺麗になっていましたが、一部だけが綺麗なために、他の所はとても残念に思える。
次は、咲くやこの花館へ。ここでは、案内してくださった方が関西弁で楽しく案内をしてくださった。珍しい植物を育てながら展示している。当時話題となったアフレシアも大事に保存展示されていた。他にも、食虫植物やサボテン南国植物である、バナナやパインアップルもありました。バナナは、出来たものを試食させていただきましたが、売っている物と違い、少し酸味のあるさわやかな味わいでした。パインアップルは、葉と実を少しのこした状態で土に葉が出た状態で埋めると、パインアップルの実がんるというので、驚きです。ここでは、案内してくださった方が、パインアップルのポーチから「ここは大阪ですから、飴ちゃんをご用意したしました」と、パインの飴をいただきました。ホールとなっている所では、んっ?度忘れしてしまいましたが、お花の品評会が行われていました。この建物の維持費もかなりのものだとか。
またバスに乗りこみ、今は耐震性の問題で立入禁止となっている『いのちの塔』の前に行き、バスの中から眺める。そして大阪市庁舎へ移動し、日本共産党小川 陽太大阪市会議員と政務調査員の藤木さんと懇談。大阪で何が起きているのかを、色々聞かせていただきました。どこも、何かしらイベントで一時的でも観光客を呼び込みたいとして、やっきになっているようですが、一時的に経済効果がアップしても、その後何も残さないようなイベントをすることが、果たして良いことなのか疑問です。
3日目は、奈良県生駒郡斑鳩町議会で『ゼロ・ウェイストのまち斑鳩』という施策がどういうものなのか、環境対策課の栗本さんから説明していただきました。
この町はかなり昔からごみを減らすことに力を入れていたそうですが、なかなか減らない、それどころか増えていることに心を痛めていた栗本さんは、2000年にごみ処理有料化を導入したそうです。これも、ごみを減らすことと、次の世代に資源を残したいという思いからだと聞きました。自前の焼却場が老朽化したこともあり、リサイクルできない、どうしてももうどうにもならない燃やすごみは、三重県で焼却しているとのこと。
何と、ごみを35分別しているというので、驚きです。今のところ、可燃ごみとして紙おむつが含まれていますが、今後は、紙おむつもリサイクルできる技術が開発されているところへ持って行くことになるとも聞き、またまた驚きです。
とにかく、ごみをただのごみで終わらせないのが、凄い。まだ使える食器類は、欲しい人に引き取ってもらうためのイベント『くり返し使ってくれてありがとうき(陶器)市』に出す。剪定された枝や枯葉などは、肥料として売られているので、燃やさない。このことで、可燃ごみが約23.6%を焼却から資源化することに成功したそうです。生ごみは、8年前に2つの自治会(156世帯)で、別の入れ物を集積所に設置し、生ごみだけを入れることを試してみると、ごみの量が減ったことを実感した住民が、まだ実施していない地域の住民に「明らかにごみ袋を買う回数が減った」というのが口コミで広がり、現在では83自治会(6600世帯)で実施。成果は、可燃ごみの約14%を焼却から資源化することにつながったそうです。
そうそう『ゼロ・ウェイスト』とは、浪費、無駄、ごみをなくそうという意味。「出てきたごみをどう処理するか」ではなく「ごみを出さない」という考え方が基本だそうです。
座学の後、実際に分別を体験できる施設へ。そこには、以前、町がもっていた焼却場が在ったそうですが、大きなテントが張られたこの場所は、地元の住民のみなさんがごみを持ってきたりする所になっていた。もちろん35に分別できるように、スペースが仕切られている。生ごみとかは無いので、臭いはまったくしない。ごみ収集車が何台も停まっていましたが、どれも毎回洗浄するそうで、ピカピカ。それも、臭いがしない要因かもしれません。
そう、生ごみは町がただで各家庭にバケツを提供していると聞きました。そのバケツはかなり丈夫で、中にはざるがあり水をきることができるようになっている。収集日には、バケツごと集積所まで持って行き、ざるにたまった生ごみを集積所のある専用のボックスに移すそうです。
今は、定着したそうですが、こうなるまでは、何度も行政と住民が膝を突き合わせて話し合いを繰り返したそうです。そして、この間の成果をしっかり住民のみなさんにお知らせもしているそうです。さらに、出した資源ごみがどうなるのかを見学っできる「ごみのゆくえ探検ツアー」というイベントを開催して、自分たちが出した資源ごみが製品に生まれ変わるまでを見て回ることができるということで、自分たちの努力が実を結んでいることに喜びを感じることができるようです。このツアーには1500人が参加しているそうです。人口28,230人という町ですから、すごい参加人数です。住民のみなさんの意識が高いことにも驚きました。